「仕事があるだけまし」という言葉を聞くこともあります。もちろん必要とされる職場あるということはありがたいことではありますが、それにも限度があります。また、健康状態や体力、ストレス耐性といったものには個人差が大きくあるものですから、他の人ができているから自分も大丈夫とは限りません。しっかりと激務による過労死を防ぐために、自己防衛への取り組みも進めていかなくてはならないのです。特に注目してほしいのが、心身の限界を超えたときに発せられるサインに注目することです。以下に、過労死の前兆と言われるサインについて説明していきますので、最近自分が疲れていると感じたときには必ず確認するようにしてください。
過労死の原因となる疾病には様々なものがあります。中でも多いのは心不全、心筋梗塞、脳内出血、くも膜下出血などです。つまり過労死を引き起こす疾病としては心臓や脳のトラブルであることが非常に多いということです。
これらの病は突然症状が現れるということもありますが、多くの場合、少しずつ前兆のようなものが現れ始めるものです。重篤になり命を落としてしまう人の大部分は、そういったサインに気付けない、見落としてしまうために過労死を招いてしまうのです。特に、中高年以上になると体がすっきりとしない、なかなか疲れが取れないというのが当たり前という認識になってしまいがちですが、それも実は病気の前兆である危険性があります。
他にも脳や心臓のトラブルのサインとしては突然、胸や心臓のあたりが締め付けられるように痛むことがある、手足がしびれる、冷や汗が出る、物が上手くつかめなくなるといったものがあります。一時的に収まることがあるので軽視する人が多いですが、これらは決して見落としてはならない重要なサインなのです。
上記のようにサインが現れていても本人では気付けないことも多々あります。そこで、家族や友人、同僚など周囲の人が注意深く見ていてあげるようにすることが大切になります。よほど重症にならない限り簡単な健康診断では見つけられない場合もありますし、初期のうちは本人もさほど気にしないでしょう。だからこそ、近くにいる人たちが様子の変化に敏感でなくてはならないのです。
激務で辛いと感じる大きな要因としては、長時間の残業も挙げられるでしょう。実際、「せめて残業さえなければ・・・」と思っている人も多いようです。そこで、残業をせずに定時で帰るための仕事術について説明していきます。合理的な仕事のやり方を身につけることで、残業が大幅に減らせるようになります。しっかりと定時に帰れるようになれば体の疲れもストレスもかなり楽になるでしょう。 続きへ
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